●words from SAYOKO
●第一章 4足の草鞋を履いた銀行員時代
●第二章 1ヵ月のつもりが15年
●第三章 運は自分で掴むもの、起こすもの
●第四章 訪れる様々な人々
●第五章 余裕があるから悩んでいられる
鍋田智久●Tomohisa Nabeta
1959富山生まれ。姓名判断を中心に渋谷の路上で15年人々を見続けてきた占い師。お寺に育ち、専修大学経済学部を卒業後、銀行に入社。さまざまな業種の人々と出会う喜びを胸に仕事に邁進する傍ら、密かに画廊、喫茶店、不動産経営なども手がけ多忙な日々を送る。30歳を前に退社し、渋谷に弁護士の補助をする法律関係の事務所をたちあげ、その余暇に始めた占いがやがて本業に。一人一人に真摯に向き合い、ポジティヴに背中を押してくれる的確な助言がクチコミで評判となり、数々の悩める人々を救ってきた。渋谷文化村通り沿いの三井住友銀行前にて19:00から12:00まで、雨天以外年中無休で営業中。Tel. 090-3800-5549

鍋田さんとは今回、初めてお目にかかりました。由利子さんのご紹介ですが、それ以前にもTVでお姿を拝見して「この人はすごい!」と実は思っておりました。聞くと、鍋田さんのところに行った人は、みんなハッピーになって帰ってくる、楽しいと口にする、そうですが、お話を伺ってなるほどと納得しました。

渋谷という雑多な街の路上に座り、占いという形で訪れる年齢も立場も役割もさまざまな人々の話に耳を傾け、悩める人々の魂を救ってこられた鍋田さん。
人間には心の面倒を見てくれる人がどうしようもなく必要なのだと思います。それは家族や隣人であったり、宗教家であったり、あるいは医師や専門家の助けを借りる方もいるでしょう。そうした中で多くの人が悩んだときに占い師の元を訪れ、その結果に一喜一憂していることを考えると、実はとても大切で大変な役割を果たしているのではないかと感じます。

鍋田さんはその重みをしっかりと受け止めていらっしゃるのでしょう。軽妙な語り口の中にも、嘘は言わない、けれど相手を不幸にすることは言わない、いい加減なことは言わない、と言葉を吟味し、前に進むアドバイスをして背中を押してあげる。感謝する心を持とう、運は自分でつかむもの、というメッセージを携え、悩みを解消し人をハッピーにさせる。ほんとうに貴いお仕事をされているのだと思います。

15年間休むことなく多くの悩める人を救い、すべての出会いに感謝し、出会う人に愛を持って接し、真摯に向き合われるそのお姿を見ていると、聖フランチェスコのことをふと思い出してしまいます。そうしてお話を伺っていると、自分に与えられた役割を精一杯果たし、一つ一つの人やものごととの出会いを真摯に受けとめ、感謝を持って生きたい、という気持ちになってくるのです。


    
 



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